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2019年06月30日

退職金やボーナスは住宅ローンの返済には当てるべからず

退職金やボーナスは住宅ローンの返済には当てるべからず

定年時の退職金で家を買った、または退職金でそれまでの住宅ローンを完済する、という話を聞いたことはありませんか。かつては一般的だった考えも、現代では家計の破産を招く可能性も。今回は、退職金やボーナスなどのまとまったお金と住宅ローンの関係について紹介します。

退職後の生計

退職後の生計

突然ですが、老後の生活をイメージしたことがありますか。老後は貯蓄と年金で暮らしていくことを描いているひとは多いと思います。老後に給付される年金は老齢厚生年金と老齢基礎年金。厚生年金から支給される老齢給付のうち、60歳から64歳までに支給される老齢給付を特別支給の老齢厚生年金、65歳以上に支給される老齢給付を老齢厚生年金と言います。もう一つの老齢基礎年金とは、受給資格期間が25年以上(平成29年8月1日以降は10年以上)の人が65歳になったときから受け取ることができます。年金暮らしでは、想定外の医療費がかかったり、投資や娯楽に使ってしまったりすると一気に家計が破綻することも。年老いてから、明日の暮らしに不安を覚えながら生活をするのはなんとも悲しいことですよね。

ボーナスや退職金の使い道

ボーナスや退職金の使い道

老後に困らないためにも、ボーナスや退職金は基本的には貯蓄に回すようにしましょう。ボーナスは必ずもらえるわけではないし、退職金は仕事を勤め上げたご褒美のお金ではなく、それまで働いた賃金です。ボーナスをあてにした返済計画を立ててしまうと、業績悪化でボーナスが出なくなったり、ボーナスがない会社に転職をした時に、返済に大きな問題が起きてしまいます。
また、退職金は老後破産を招かないためにも、老後の生活資金として貯蓄をするのがベストです。まず、住宅ローンを借りる際は、現役中に完済できる金額で借りることを基本としましょう。

できれば繰り上げ返済を

できれば繰り上げ返済を

繰り上げ返済とは、住宅ローンの月々の返済額とは別に元金の一部を返済することです。繰り上げ返済を行うと、利息が減るため、総返済額が当初の予定よりも早く減っていくことになります。繰り上げ返済で大切なことは、実施するタイミング。先ほど書いたように、ボーナスや退職金は貯蓄することを前提にすると、繰り上げ返済は、子どもの教育費が確定し用意していた金額よりも費用を抑えられた時など、ライフプランに基づいて資金に余裕が生まれた時に行うのが良いでしょう。

まとめ

ボーナスや退職金で、住宅ローンの返済を行うことができたら、一時的に気持ちはすっきりするかもしれませんが、その後の生活に影響を及ぼす可能性があります。無理のない借入額で返済計画をたて、老後の生活に備えましょう。

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