念願のマイホームを建てたら、家具もこだわりを持って選びたいものですよね。今回は家族や来客が集うダイニングに焦点をあて、ダイニングテーブルの選び方を紹介します。
ダイニングテーブルでまず考えたいのが、実際にテーブルに着席する人数のこと。ダイニングテーブルは、毎日の食事だけではなく、お客さんを呼んでホームパーティーをしたり、時には子どもが宿題をしたりすることもありますよね。広いダイニングだからといって4人家族なのに8人掛けのテーブルを買ったり、友人がよく来るのにコンパクトなダイニングを選んでしまうことがないよう、まずは、普段の生活では何人が座るのか、お客さんがくる頻度はどれくらいか、などを考えてみましょう。
家具購入の際「実際に置いてみたらお店で見た時よりも大きかった」という失敗をしたことはありませんか。ダイニングテーブルもその失敗に陥りやすいアイテムのひとつ。購入の際は実際にサイズを測ることはもちろん、購入予定の天板の大きさを模造紙で作って紙を持ち上げてみるなどして、できるだけ実際のイメージに近づけてみましょう。
また、食事のために必要なテーブルの広さは、一人あたり幅60cm奥行き40cmと言われています。そのスペースを基準にし、椅子を引いた時に壁に椅子が当たらないか、利き手が逆の家族同士の手が当たらないか、などをチェックしてみましょう。
続いて高さですが、テーブルの高さと座面の高さの差を「差尺」と呼び、座りやすい差尺はだいたい決まっています。体格によっても微妙に異なりますが、一般的に27cm前後が使いやすいとされているので、27cmを目安にダイニングの高さを選んでみることをおすすめします。
最後に素材とデザインを決めていきましょう。最近では経年変化が楽しめる無垢材も人気の素材のひとつですし、小さな子どもがいる家庭では拭き掃除がしやすく比較的手頃なメラミン化粧板もおすすめです。デザインは、長方形が一般的ですが、ダイニングのアクセントになるような正方形や円形を選んでもおしゃれですよね。円形は椅子の数を増やせば、比較的大人数にも対応できるので、気軽なパーティーを楽しむ家庭はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
一目惚れや憧れのダイニングテーブルを新居に揃えることも素敵ですが、使用頻度が高いアイテムは使いやすさも大切です。購入時に意外と意識しない、使用人数や高さを慎重に選ぶことで、生活にしっくりと馴染むダイニングテーブルを見つけることができるのではないでしょうか。