認定長期優良住宅やZEHなど、一定の性能を有する住宅を建てた場合にポイントが与えられる「次世代エコポイント制度」。貯めたポイントで、省エネ家電や生活に潤いを与えるさまざまな商品と交換できます。
具体的にどのような商品と交換できるのか、2019年9月現在で公表されているものから、いくつか紹介しましょう。
液晶テレビや冷蔵庫、IH調理器、スマートスピーカーといった人気の省エネ家電が、エコポイントで交換できます。一例を挙げると、シャープのハイビジョンLED液晶テレビ「AQUOS(40型)」だと8万ポイント、Panasonicの3ドア冷蔵庫(335L)だと15万ポイントで交換可能です。新居へ引っ越す際に、家電を新たに購入したい方は要チェック。
また、ソファ、テーブル、ベッドなどのインテリア商品も、多くの対象商品を揃えています。カリモク家具の1人掛けソファーセットは16万ポイント、大川家具の子ども用2段ベッドは30万ポイントで交換できます。次世代エコポイント制度では地域振興の一端も担っており、とりわけ家具類は地域の特産品を揃えている点も特色の一つです。
子どもが生まれたり、就学したりするタイミングで家を購入された方も多いでしょう。育児に励む保護者の方には、ベビー用品やキッズ用品がおすすめです。
未就学のお子さま向けのおもちゃには、つみきやパズル、おままごとセット、知育玩具などが豊富に用意されています。人気キャラクターのおもちゃ、国産の木を使った木製玩具などもあって、5,000~5万ポイントで交換できます。
このほか、各メーカーのランドセルが5~7万ポイント、子ども用自転車が2~4万ポイント、学習机は5~17万ポイントくらいの商品を取り揃えています。
車いすや介護ベッドをはじめ福祉用具もエコポイントで交換できます。
一般的な車椅子であれば3~4万ポイント、電動車いすなら5万ポイント以上の商品が多くみられます。また、電動リクライニングベッドは5~20万ポイント、おしゃれなステッキも1万ポイントから交換できます。
非常用持ち出し袋や長期保存水、携帯ラジオといった防災用品もエコポイント交換の対象に。大きな地震や台風、梅雨末期の大雨など、近年は全国各地で災害が多くなっているように感じます。数千ポイントから交換できますので、万が一に備える防災用品も検討してみてはいかがでしょうか。
消費税が10%にアップし、何かとお金がかかるなかで、次世代住宅ポイントという制度は、家計の一助になってくれるでしょう。
交換できる商品は、2020年3月末まで順次追加されていき、次世代住宅ポイントの公式サイトで公開されます。なお、交換開始は2019年10月1日から、期限は2020年6月末までです。期限が迫っていますので、ポイントを使って何かを購入されたい方は、早めに動き始めた方が良いでしょう。