三嶋大社の鳥居前町から東海道の宿場町など、古くから多くの人で賑わう地域として知られる三島市は、今も静岡県東部の玄関口として栄えています。この三島市で家を建てるとしたら、土地の相場はどのくらいになるのでしょうか。
三島市における2018年(平成30年)の地価は平均で13万5000円ほどとなり、坪単価の平均は44万円台です。
これは前年と比べるとプラス0.25%とわずかながらも上昇していて、地価の下落が続く地方都市のなかでの人気の高さがうかがえます。静岡県らしい温暖な気候や水の郷と呼ばれる豊かな自然、加えて新幹線の駅があるので東京方面へのアクセスが容易というのも大きいでしょう。
実際のところ、三島市の地価が高いのは市の中心部である三島駅周辺で、このエリアの平均地価が17万円台、坪単価は平均58万円を越えるほどです。
とすると、在来線である東海道本線の函南駅も高いかというとそうではなく、人気のエリアは三島広小路や三島田町など、伊豆箱根鉄道駿豆線に沿って続いていきます。地価が前年と比べて上昇傾向にあるのも、この3駅周辺に集中しています。
周辺で最も地価が高い三島市一番町は地価30万円、坪単価は102万円を越えます。
その影響は三島駅から2キロ以上離れる隣町の長泉町や清水町の地価も上げるほどで、人気のほどがうかがえるでしょう。
三島市の中心部に近く、駅周辺は多くの商店が軒を連ねます。周辺で地価が高いのは三島市本町の地価18万円、坪単価60万円ほどで、やはり前年と比べ上昇傾向にあるようです。
三島市役所や三嶋大社に近く、大型の店舗もあるので利便性にも優れる地域です。駅周辺の三島市北田町が地価15万円、坪単価50万円ほどで、周辺は地価が上がるかほぼ横ばいとなっています。
多くの地方都市と同様に、三島市も1990年代から長期にわたって地価が下落する傾向にありました。
しかし、2014年(平成26年)からは一転して地価が上昇し始め、2018年まで5年連続して地価の上昇が続いています。
今のところ、プラスと言っても0.2%前後の伸びであり、大きく地価が上昇しているというわけではありません。
ただ、今後も上昇が続くなら三島市の人気エリアはどんどん手が届きにくくなってしまうということも考えられます。この地域に住んでみたいとお考えの方は、早めに土地の情報を集めておくことをおすすめします。
自然が豊かであることや、東京から離れつつもアクセスしやすいなど、たくさんの魅力がある三島市は、注目のエリアとなっています。
そんな三島市の土地購入を検討されている方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。