新築を建てることになったとき、「住宅ローンを申し込むのはこれが初めて」という人がほとんどではないでしょうか。今回は申し込み前に把握しておきたい、住宅ローン審査の準備についてご紹介します。
マイホーム購入を決め、いよいよ、住宅ローンの申し込みへ。住宅ローンの審査は、一般的に事前審査と本審査があり、不動産売買契約の前に事前審査を行うことで、借入可能額が把握できる、スムーズに希望物件を購入できる、というメリットがあります。基本的には住宅販売の担当者が申し込み書類をまとめ、金融機関に申し込みに行きます。自分でやることは、提示された書類をまとめることです。
申し込みに必要な書類は、次の4種類。
1.本人確認書類
2.収入に関する書類
3.物件に関する書類
4.他のローンに関する書類
本人確認書類は、免許証や保険証といった普段携帯しているものに加えて、印鑑証明や住民票などが必要となります。基本的に役所に出向いて用意することになりますが、マイナンバーカードを利用し、コンビニなどで受け取れる書類もあるのでチェックしてみましょう。
続いて、収入に関する書類ですが、会社員であれば源泉徴収票と住民税課税証明書が必要となります。
物件に関する書類とは、登記簿謄本や住宅地図、建築確認書などを指しますが、これらの書類は住宅メーカーなどの不動産業者が用意してくれます。
最後の他のローンに関する書類は、借入額の判断基準となるものです。車やカードのローンがいくらあるのかを確認できる明細表などを用意しておきましょう。
先ほど、申し込み時に必要な収入に関する書類について紹介しましたが、これは、サラリーマンと自営業で異なります。サラリーマンの場合は、源泉徴収票と住民税課税証明書、自営業の場合は、確定申告書と納税証明書が必要になります。収入に関することであれば、源泉徴収票と所得がわかる確定申告書でことが足りるような気もしますが、住宅ローンなどの大きなローンを組む場合には、正しい収入で判断するために、納税状況がわかる公的な証明書類も必要になります。
ローン審査というと、なんだか緊張しますよね。書類の不備などで余計な心配ごとを増やさないためにも、事前にどういったものが必要になるか確認しておくと安心です。